豊橋にある完全予約制のピラティススタジオ、rigaku pilatesの内山です。
前回は感覚系の中の『体性感覚』についてお話しました。今回は『視覚』についてです。
視覚とは、光のエネルギーが網膜上の感覚細胞に対する刺激となって生じる感覚のことである。形態覚、運動覚、色覚、明暗覚などの総称として用いられる。(Wikipediaより抜粋)
前回のPart2で加齢によって体性感覚系が退行し視覚系優位の姿勢制御へ移行しやすくなるとお伝えしました。
近年はテレビゲームや携帯電話等の普及により子供が外で遊ぶ機会が減少傾向にあります。そうした影響で近視になりやすいといったデータも出ています。屋外活動時間が多ければ多いほど近視発症率は低くなると言われており日頃の生活習慣が視覚に影響してきます。
要するに子供の頃から視覚系優位になりやすいことが分かります。
視覚系と前庭系は密接に関わりがあるため、片側の機能低下でどちらも低下してしまいます。
これらの視覚系・前庭系をしっかりと機能するためには体性感覚系がベースにあります。
ピラティスを指導する上で私は体性感覚系の刺激を入力し、その後視覚系や前庭系の刺激を入れていき統合させていきます。この2つの刺激を入れた際にエラーが多く出る方だとまだ体性感覚系の機能が不十分であると評価します。
必要に応じて視覚系の検査も取り入れながら自分の立ち位置、声掛けの方向などにも配慮します。
ピラティスではマットやマシンといった多岐にわたるイクイップメントがあります。
中でも視覚系や前庭系をより引き出せるのはリフォーマーとなります。可動式の台の上でエクササイズをするため自身が動くと台も一緒に可動します。これが視覚系や前庭系への刺激となり、マットよりもより立位や歩行に近い感覚が得られます。
しかし、この動くことで気分が悪くなる方もいらっしゃいますがそれは体性感覚系がまだ機能していないことも考えられるためマットのエクササイズと併用していくことがお勧めです。
マシンピラティスに興味ある方は一度リフォーマーを体験してみて下さい。ご興味ある方はお問い合わせ下さい。
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