みなさん、こんにちわ。豊橋にある完全予約制のピラティススタジオ、rigaku pilatesの麻生です。
前回は『動作学習の積み重ね』というテーマでピラティスによって無意識下の癖を修正する重要性についてお話ししました。
そもそもレッスン中に同じ動きを行なっていてもその人によって意識するポイントは違います。
するとこちらが目指す目的に向かって効果を十分に出すことが難しくなります。
このようなときに大切になるのが『キューイング』になります。
キューイングとは私たちインストラクターがレッスン指導をする際に使用する「指導者から発せられる情報伝達の行動」を意味しています。
つまり、簡単に申し上げると人の感覚を刺激するための行動(声かけ、ジェスチャー、比喩、触れる)をキューイングといいます。
特に「聴覚、視覚、触覚」に働きかける3つの方法が、ピラティスにおけるキューイングとなります。
それでは一つの動きを例に挙げてみたいと思います。
ではまずは何も意識せずに立った状態で身体を右に倒してみましょう。
このときの
〇 左の脇腹の伸びる感覚
〇 身体が右に倒れる可動域
を覚えておきます。
次に右の脇腹にシワを寄せるようにして身体を右に倒してみましょう。
このときの
左の脇腹の伸びる感覚
身体が右に倒れる可動域
はどうでしたか?
最初の動きより少し可動範囲に変化があったと思います。
このように漠然とその動きを行うのと、こちらが意識を向けて欲しいポイントに誘導しながら運動を行うとではその後の結果に大きな差をもたらします。
一つ一つの動きには意味があり、その動きを最大限に活かすためのツールとしてキューイングはとても重要になります。
皆さんも自分の身体にあったキューイングをみつけてみましょう。
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