rigaku pilates BLOG

運動学習Part2

豊橋にある完全予約制のピラティススタジオ、rigaku pilatesの内山です。

前回は運動学習の概要とその中で声掛けで重要となる【feedback】についてお伝えしました。

復習となりますが、

外的feedbackは、いわゆる他人からの指摘(声掛け)がこれに当たります。学習過程の初期段階に活用されることが多いです。

内的feedbackは、そのまま自己内部で検出するため自分自身の身体の状態が理解していること(知覚)が必要です。これは学習過程の中期~後期にかけて活用されることが多く、内的feedbackが運動学習の過程にはとても重要な要素となってきます。

運動学習の最終ゴールは【自動化】です。では自動化するまでどのように進めていくのか説明していきます。

まず学習初期の段階では、自己の身体に注意を向けるよりも、自己以外に注意を向ける方がパフォーマンスは向上しやすいと言われています。

例えば、ピラティスの初心者が骨盤のニュートラルポジションをキープ出来ず骨盤前傾し腰椎伸展が過剰となってしまうエラーが出てるとします。

その修正に「骨盤を後ろに傾けて/薄いお腹をキープして/腰を丸めて」などではなく、「恥骨を天井方向に向けたまま/腰が床から離れないように/肋骨を床へ重たく残した状態で」など外部の情報を利用し声掛けをした方が初期の学習は進みやすくなります。

そこから回数を重ねるごとにこうしたエラーは声掛けなく出来てくるため、そこから外部情報ではなく内部情報へ目を向けれるようにしていくことが運動の精度を高めるために重要となります。

僕自身はより進んだ方に対しては働いて欲しい筋肉の走行や関節の理想的な動きまで指示してイメージを促します。筋肉に関しては自宅でも出来るように実際に触れてもらって働いて欲しい筋肉が収縮しているか確認してもらいます。そこまで進めることが出来れば飛躍的にパフォーマンスは上がります。

このように外部情報から内部情報への移行し運動学習を促通していきます。前回もお伝えしましたが、運動学習の最終ゴールは【自動化】です。つまり、無意識な運動が可能になるということです。

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