みなさん、こんにちは。リガクピラティスです。
「姿勢を良くしたい」
「猫背が気になる」
「反り腰を改善したい」
ピラティススタジオに通われる方から、このようなお悩みを伺うことは少なくありません。
しかし、実際に身体を評価してみると、多くの方が「良い姿勢」を誤解していることがあります。
理学療法士として多くの方の身体を見てきた経験からお伝えすると、本当に良い姿勢とは単に背筋を伸ばした状態ではありません。
今回は、理学療法士の視点から考える「本当に良い姿勢」について解説します。
良い姿勢とは「真っ直ぐな姿勢」ではない
一般的に良い姿勢というと、
- 背筋をピンと伸ばす
- 胸を張る
- お腹を引っ込める
といったイメージを持つ方が多いと思います。
もちろん見た目も大切ですが、理学療法士が考える良い姿勢は少し違います。
それは、
「必要な時にスムーズに動ける姿勢」
です。
人間の身体は動くために作られています。
そのため、どれだけ見た目が綺麗でも、身体に余計な力が入り続けている状態は理想的とは言えません。
良い姿勢とは、筋肉や関節に過度な負担がかからず、呼吸がしやすく、楽に動ける状態なのです。
猫背はなぜ起こるのか?
猫背というと「背中が丸くなっている状態」と考えられがちですが、原因は一つではありません。
例えば、
- 長時間のデスクワーク
- スマートフォンの使用
- 胸郭の硬さ
- 股関節の柔軟性低下
- 呼吸機能の低下
- 体幹機能の低下
など様々な要因が関係しています。
特に近年はスマートフォンを見る時間が増え、頭が前方へ出る姿勢が習慣化している方が多く見られます。
頭の重さは体重の約10%程度あると言われています。
頭が前に出るほど首や肩への負担は大きくなり、肩こりや首の痛みにつながることがあります。
そのため猫背改善では、単純に背中を伸ばすだけでなく、身体全体のバランスを整えることが重要になります。
反り腰は姿勢が良いわけではない
猫背とは逆に、
「私は背筋が伸びているから大丈夫」
と思っている方も少なくありません。
しかし実際には腰が過剰に反っている「反り腰」の場合があります。
反り腰になると、
- 腰痛
- 股関節前面の張り
- お腹が前に出る
- 太ももの前側が張りやすい
などの症状が現れやすくなります。
また反り腰の方は、お腹の筋肉やお尻の筋肉がうまく使えていないケースも多く見られます。
つまり、胸を張っているように見えても身体に負担がかかっている場合があるのです。
呼吸と姿勢は密接に関係している
姿勢改善で見落とされやすいのが「呼吸」です。
呼吸の際には横隔膜や肋骨が大きく動きます。
しかし、
- 猫背
- 反り腰
- 肩が上がりやすい姿勢
では呼吸機能が低下しやすくなります。
すると身体は必要以上に首や肩の筋肉を使って呼吸を行うようになります。
その結果、
- 首こり
- 肩こり
- 疲れやすさ
につながることもあります。
ピラティスでは呼吸を重視しながら身体を動かします。
そのため姿勢改善だけでなく、身体全体の機能向上にもつながるのです。
本当に良い姿勢に必要な3つのポイント
① 呼吸がしやすいこと
深く自然な呼吸ができる状態は、身体への負担が少なくなります。
② 必要な筋肉が適切に働いていること
筋肉を固めるのではなく、必要な時に必要な筋肉が働くことが重要です。
③ スムーズに動けること
立つ・座る・歩くなどの日常動作が楽に行える状態こそ理想的な姿勢です。
リガクピラティスが考える姿勢改善
リガクピラティスでは、見た目だけを整える姿勢改善は行っていません。
理学療法士として、
- 関節の動き
- 筋肉の状態
- 呼吸パターン
- 身体の使い方
- 日常生活習慣
を評価し、その方に合ったアプローチを行います。
姿勢は結果であり、原因ではありません。
大切なのは、なぜその姿勢になっているのかを見極めることです。
一人ひとり異なる身体の特徴を理解しながら、無理なく自然に整う身体づくりをサポートしています。
まとめ
本当に良い姿勢とは、単に背筋を伸ばした姿勢ではありません。
呼吸がしやすく、身体に余計な力が入らず、快適に動ける状態こそ理想的な姿勢です。
猫背や反り腰でお悩みの方は、見た目だけを変えようとするのではなく、身体全体のバランスや機能に目を向けてみてください。
リガクピラティスでは、理学療法士の専門知識を活かしながら、お一人おひとりに合わせた姿勢改善をサポートしています。
「自分の姿勢が気になる」
「猫背や反り腰を改善したい」
そんな方はぜひお気軽にご相談ください。


