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胸椎はなぜ硬くなりやすいのか。

みなさん、こんにちわ。豊橋にある完全予約制のピラティススタジオ、rigaku pilatesの麻生です。

人の身体は動かしやすい場所と動かしにくい場所が存在します。

では脊柱で例えてみます。

脊柱は頸椎、胸椎、腰椎をイメージすることが多いですが、この中で頸椎と腰椎はよく動きます。反対に胸椎はなかなか動きが乏しい傾向があります。

これはなぜでしょうか?

その理由として胸椎には肋骨が連結するため、頚椎や腰椎より関節の剛性が高いといった特徴があるためです。また身体の前面で肋骨は胸骨と連結しリングのようになることでさらに剛性が高くなります。

つまり、胸椎がいくら動いても肋骨や胸骨が硬くなれば胸椎の柔軟性は落ちてしまうということです。

身体の中には柔らかく動かしやすい部位と硬く安定しやすい部位があります。これはそれぞれで役割が違うため大きな問題はありません。

しかし、過剰に柔らかすぎたり、硬くなりすぎてしまうと、身体のどこかに負担がかかり大きな問題となります。

胸椎を例にして考えると、胸椎は剛性が高いため、硬くなりすぎてしまうケースがとても多いです。

すると多くの方が悩む猫背の原因となります。

ピラティスに限らず理学療法を行う際も胸椎の動きを引き出すためには胸椎だけを動かすのではなく、その周りにある肋骨や胸骨、肋骨の上に乗る肩甲骨などの動きを考慮して指導を行います。

つまり、単一の関節をみながら、その周りの関節との関係性を意識することによってレッスンの幅が広がるということですね。

ピラティスのレッスンは各エクササイズの前後で繋がりを持つように構成することでより身体の意識が高まりやすくなります。

これからもピラティスを通じて身体のイメージを膨らませましょう。

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