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姿勢制御についてPart2

豊橋にある完全予約制のピラティススタジオ、rigaku pilatesの内山です。

前回は感覚系をピックアップしてお伝えしました。感覚系の中でも、視覚・体性感覚・前庭系が特に重要となります。今回は体性感覚についてです。

体性感覚とは、触覚、温度感覚、痛覚などの表在感覚(皮膚感覚)、筋や腱、関節などに起こる深部感覚からなります。

表在感覚は皮膚などの表面における感覚であるのに対して、深部感覚とは身体内部の感覚を言います。固有感覚や自己受容感覚とも呼ばれ、筋受容器からの伸縮の情報により、身体部位の位置情報が得られます。

人間の発達過程において、乳児は前庭系優位の姿勢戦略、乳幼児になるにつれて視覚優位、4-6歳頃には前庭・視覚・体性感覚入力が統合し始めます。

これが加齢によって体性感覚系が退行し視覚系優位の姿勢制御へ移行しやすくなります。

脳血管障害などの方でも体性感覚系は低下してしまいます。

要するに体性感覚系は低下しやすい機能である分、しっかりと入力し刺激していくことが重要となります。

特に私がレッスンの中で重視するのは深部感覚です。身体内部の感覚を入力していくことで今の自身の身体の状態が理解でき、メンテナンスも格段に楽になります。

今現在、頭痛や肩凝り、猫背など気になってる方はいませんか?これは体性感覚系が退行し前庭系や視覚系が優位になってる可能性があります。

体性感覚系を刺激してより良い身体作りを一緒にしましょう。ぜひピラティスを始めるきっかけにして下さい。

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